iPhone 6 Plusを使い始めて約6カ月が経った。さすがにこれだけ経つと、良いところも悪いところもだいたい見えてくる。結局のところ、iPhone 6 Plusを買ってよかったのかどうなのか。6カ月経過した今だからこその本音を書いていこう。

iPhone 6 Plus

結論から言うと、iPhone 6と死ぬほど迷った挙句にiPhone 6 Plusを選んだことは正解だった。とはいえ、手に入れてすぐにそう思ったわけではない。買った直後はむしろ、iPhone 6 Plusの欠点ばかりが目につき、「やってしまった……」と頭を抱えたものだ。

最大の欠点は、大きすぎることだ。サイズをわかって買ったクセに何を今さらという感じではあるが、想定外だったのはサイズそのものよりも、大きくなったことでスマホの使い方の変更を余儀なくされたことだったのである。

たぶん、難しいだろうとは思っていたが、やはり片手操作でフリック入力ができないことは最初、ものすごくストレスだった。それまでiPhone 5を使っていたこともあり、何とか片手で操作できないかと様々な持ち方を試みたがすべて失敗に終わった。ついでに、ボディ形状が平べったくなったせいでホールド感が悪くなり、ホームボタンが押しにくくなったことにも閉口した。

片手では操作に難がある

また、普段使いしているアプリの解像度も最初の頃はiPhone 6 Plusに対応しておらず、単に画面を拡大しただけで情報量は以前と変わらないという状況にしばらく我慢しなければならなかった。なお、現在では主要アプリはほぼ対応済みだ。

これらはいわば、ぜんぶ大画面化の弊害だった。iPhone 6を買っておけば、おそらくこんなストレスはなかったはずなのだ。「なんでPlusにしてしまったのか……」と、しばらく後悔する日々が続いた。