既報の通り、サードウェーブデジノスとドスパラは、東京・秋葉原にゲーミングPC「GALLERIA」シリーズを展示する常設ショールーム「GALLERIA Lounge」を開設すると発表した。27日のオープンに先立ち、報道陣向けに内覧会が行われたので、その様子をお届けしたい。
「GALLERIA Lounge」は、ベルサール秋葉原の向かい、2月2日に一時閉店となった「ドスパラモバイル館」があったスペースを改装してオープンする。販売店舗ではなく、ショールームとのことからか、白と黒を基調としたシックな外観に加え、ゆとりのある展示スペースを備える。
フロアは1階と地下1階で、1階は現在販売しているすべてのデスクトップPCの筐体とノートPCを展示、また地下1階では各ゲームタイトルの推奨PCを使って、ゲームを試遊可能なほか、プロジェクタや映像配信用の機材を備え、イベントスペースとしての利用も視野にいれており、ゲームメーカーなどとのコラボイベントを積極的に開催していきたいという。
ライトユーザーにBTOをアピール
サードウェーブデジノス マーケティング本部 本部長 升淳氏 |
内覧会ではまず、サードウェーブデジノス マーケティング本部 本部長 升淳氏が、「GALLERIA Lounge」を開設した背景について解説した。同社が実施した調査によると、日本国内のPC購入者のうち、ゲームを目的にPCを購入したのは8.9%、中でもBTO PCを購入したのは全体1.5%程度であったという。
つまり、ゲームが目的というユーザーでもかなりの割合が大手メーカー製PCを選んでいることになる。BTO PCが選ばれなかった理由としては、「BTO PCの存在を知らなかった」というケースが多かったとしている。
そのため、サードウェーブデジノスでは、主にライトユーザーに向けて、BTO PCの認知率向上に向けて、広告やイベントといったPR活動を展開している。同社が秋葉原で開催した「秋葉原PCゲームフェスタ」では、過去6回の開催で延べ12万人を動員したが、「これではまだまだ取り組みが足りないということで、常設のショールーム開設することを決めた」(升氏)という。
「GALLERIA Lounge」も、PCゲーム初心者やゲーミングPCを使わずにPCゲームをプレイするライトユーザーをターゲットとして、「GALLERIA」シリーズをアピールしていく予定だという。
声優の野水伊織さんがゲストで登場
内覧会にはゲストとして声優の野水伊織さんが登場し、トークショーを行った。普段はコンシューマー機やスマートフォンでのゲームが中心で、PCゲームはあまりプレイしないとのことだが、展示されたPCのゲーム画面を見て「グラフィックスがすごくきれい」と驚いていたようだった。
また「GALLERIA Lounge」に関しては、「黒い外観というのを事前に伺っていたが、実際来てみるとそこだけ別空間で、中は宝石を扱うお店のみたい」と話した。
トークショーの様子。野水さんは「自分は"ぼっち"なのでオンラインゲームのコミュニティに入っていくのがちょっと怖い」とのこと。また「やり込みタイプのゲーマーなので、やったら一気にのめり込んでしまいそう」とも語った |
「GALLERIA Lounge」には、PCに詳しくない人でも相談できる相談窓口が設けられているとのことで、野水さんも「本格的にPCゲームがやりたくなったら相談にきたいと思います」とした。