2月12日から神奈川県・パシフィコ横浜で開催されている「CP+2015」。コシナブースでは、今年も「カールツァイス」ブランドと「フォクトレンダー」ブランドを展示している。カールツァイスが白、フォクトレンダーが黒を基調としたブース構成だ。

カールツァイスのエリアでは「Otus 1.4/85」を展示

昨年(2014年)のCP+は「Otus 1.4/55」に燃えたが、今年は中望遠レンズの「Otus 1.4/85」をガラスケース展示。奥のスタッフがいるカウンターに行くと、自分のカメラに取り付けて試用できた。

レンズ構成は「Otus 1.4/5」がディスタゴンだったが、新作の「Otus 1.4/85」はプラナータイプの9群11枚となっている。価格は49万円。単焦点レンズながら、重さが約1.1kgもある。フィルター径は86mmと、どれも一般的な望遠単焦点レンズとは異なる製品だ。

「Otus 1.4/85」は2015年4月に発売予定だ。キヤノンEFマウントと、ニコンZF.2マウントの2製品がある

そのほかにも、一眼レフ用の「ツァイスT*SLRマウントレンズ」シリーズや、バヨネットMマウントの「ツァイスT*ZMマウントレンズ」シリーズなども展示

フォクトレンダーは「NOKTON F0.95」シリーズの超広角レンズ

フォクトレンダーのコーナーでは、マイクロフォーサーズ用のF0.95という非常に明るいNOKTONレンズに、焦点距離10.5mmという超広角レンズが展示されていた。この製品も、スタッフのいるカウンターで実機を見られ、自分のカメラで試用できた。10.5mmの焦点距離は35mmフィルム換算で21mmとなり、このシリーズで最も広角なレンズになる。

F0.95のシリーズでは最も広角なレンズ

VMマウントの15mm超広角レンズ

VMマウントシリーズでは、画角が110度と超広角な「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III」を出展。後玉に非球面レンズを搭載している。

2製品ならんだ写真右上の左側は旧タイプ。レンズ構成から見直してデジタル用に刷新されたという

このほか、ZMマウントの「Distagon T*1.4/35 ZM」や、Vintage Lineの「ULTRON 35mm F1.7 Aspherical」などが目についた。

発表されたばかりの「Distagon T*1.4/35 ZM」

「ULTRON 35mm F1.7 Aspherical」はガラスケースに