お得感のある8テラHDDが登場

Seagateから新型の3.5インチHDD「Archive」シリーズが登場、発売が開始された。名前の通り、アーカイブ向けの大容量ドライブで、コスト効率の高さが特徴だという。発売が確認できたのは容量8TBの「ST8000AS0002」。これは同社製HDDでは最大容量となる。価格は36,500円~37,500円前後。

Seagateの3.5インチHDD「Archive 8TB」。インタフェースはSATA 6Gb/sだ

製品の裏側。ネジ穴の位置がちょっと変わっているので、使用時は注意

容量8TBのHDDとしては、すでにHGSTからヘリウム入りの「Ultrastar He8」が発売されていたが、価格は8万円前後と、かなり高かった。これが一気に半額になったわけで、8TBモデルの普及に弾みが付きそうだ。1TBあたりの単価は4,500円程度で、4TBモデルと比べても遜色ないレベルになっている。

同社独自の「シングル磁気記録(SMR)」技術により、面積当たりのトラック数を増やし、大容量化を実現した。8TBモデルのプラッタは6枚。回転速度は不明だが、データレート(平均)は150MB/sだという。MTBF(平均故障間隔)は80万時間で、保証期間は3年だ。

全モデルで速度が変わらないSSD

Crucialの新型SSD「MX200」は、先週登場した「BX100」の上位モデルだ。独自のダイナミック書込アクセラレーション機能を搭載し、データ転送速度を高速化した。入荷したのは2.5インチタイプとmSATAタイプ。価格は、容量250GBモデルが18,000円前後、500GBモデルが32,500円前後、1TBモデルが61,000円前後(1TBモデルは2.5インチタイプのみ)。

Crucialから新型SSD「MX200」シリーズが登場。これは2.5インチタイプ

データ転送速度は、シーケンシャルリードが555MB/s、同ライトが500MB/s、ランダムリードが100,000IOPS、同ライトが87,000IOPS。SSDでは低容量モデルの速度が遅い場合が多いが、MX200は全モデルで変わらないというのが大きな特徴だ。Acronisの「True Image HD」データ移行ソフトウェアも付属している。