説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「子どもにiPhoneを貸すとき、時間制限を設けられる?」という質問に答えます。
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iPhoneを貸して、と子どもにせがまれた経験はないでしょうか? iOS標準装備のアプリはエンターテインメント性が高くないものの、多種多様なゲームアプリがApp Storeで公開されていますし、子どもにも抜群の知名度を持つ動画アプリ「YouTube」をインストールしているユーザも多いのではないでしょうか。操作もかんたんですし、子どもにとっては娯楽の宝庫といえる存在です。
そんなiPhoneを無防備な状態で子どもに貸すと、際限がありません。いちど貸せばあと5分、あと1分などと粘られること確実で、アプリによっては1日中使いかねない勢いです。iPhoneそのものを子どもに与えてしまった場合はともかく、一時的に貸すのであれば、30分だけ、1時間まで、などと明確に時間を決めておくべきでしょう。
時間を決めて貸す場合には、タイマー機能が役立ちます。タイマーにセットしておいた時間が到来したときアラームが鳴れば、子どもからiPhoneを取りあげる格好のタイミングとなります。この方法はiPadでも利用できますから、覚えておいて損はありません。
有無をいわさず取りあげる方法もあります。タイマー終了時にアラームを鳴らすのではなく、「再生停止」を選択しておくのです。この機能は「ミュージック」で音楽を再生しているかどうかに関係なく、時間到来時にiPhoneをロック状態にします。これで時間が到来したときiPhoneがロック状態になるので、強制的にアプリの利用を止めさせることができるというわけです。パスコードまたはTouch IDでロックするよう設定しておけば、子どもが悪あがきしてもムダです。