富士通が超音波で触感を伝える「触感インターフェース」を開発

2014年、未来を感じさせてくれる夢の技術が登場した。富士通が2月に発表した「触感インターフェース」だ。超音波振動を活用して、ディスプレイに「つるつる」や「ざらざら」といった触感を表現できるという。現段階では2015年の製品化を目指すという段階だが、これが実現するとスマートフォンの未来が一気に変わるかもしれない。

触覚技術を搭載したタブレット試作機

たとえばオンラインで服を買うとき、生地の質感や触り心地がわからないのが大きな不満だった。また、電子書籍を読むとき、紙をめくる質感を感じられないのが、どうしても気になっていた。

しかし、この技術があれば、それらをタッチパネル上で再現できるかもしれないのだ。これは、今のスマートフォンをもう一段階、未来の端末に押し上げる可能性を秘めた驚くべき技術だと思う。

しかも、それははるか先の未来の話ではない。2015年には製品化を目指すレベルにまでは研究が進んだ技術なのである。