タグキャストは12月19日、屋内位置情報のBluetooth発信機「TAGCASTビーコン(Beacon)」を利用した新サービス「Target Movement Analysis(TMA)」の発売を2015年1月7日に開始すると発表した。

TAGCASTは、TAGCASTビーコン(Beacon)によりBluetoothでスマートフォンにデータを送り、特定のアプリでTAGCASTクラウドと連携して位置情報などのデータを受け取り、アプリを制御するもの。

今回発表するTMAは、TAGCASTビーコンを利用して、ヒトやモノの移動データを分析できるサービスで、移動経路を可視化するルート表示、各地点の滞在時間を可視化するホットスポット表示など、移動データを手軽に低コストで可視化できることが特徴。バッジプランとスマホプランの2つが提供される。

バッジプランでは、従来のTAGCASTビーコンをさらに小型にしたTAGCAST Badge(以下、バッジ)をヒトやモノに付けて、施設側に設置した受信機移動データを分析する。

イベント来場者や販売員の動線分析、倉庫パレットの移動履歴や配置場所の把握など、カメラの設置が難しい場所や分析するターゲットが多い場合に適している。受信機5台、バッジ10個のセットで、初期費用30万円(税別)、月額費用10万円(税別)となる。

ルート表示、ホットスポット表示

スマホプランは、従来のTAGCASTビーコンを施設内に設置し、Android OS4.3以上/Bluetooth LE対応のスマートフォンで専用のアプリ利用して移動データを分析する。

勤怠管理の機能もセットのため、セキュリティの管理と業務管理を合わせて実現可能となっており、TAGCASTビーコンは10個のセットで初期費用5万円(税別)、月額費用5千円(税別)で販売する。ビーコンは1個あたり月額費用500円(税別)で追加できる。

TMAの使用例「勤怠管理」