ニールセンは11月26日、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)」とPC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)」における2014年10月分データを用いて分析した、ニュースと情報サービスの利用状況の結果を発表した。

同調査によると、ニュースと情報サービス全体におけるスマートフォンからの利用者は、6月よりPC経由での利用者数を逆転。その後も増加を続け、10月の時点で3900万人となった。

日本国内 各スクリーンからの「ニュースと情報」サービス 利用者数(1000人)推移 資料:ニールセン

利用時間においても利用者数と同様に、スマートフォンを用いた1人当たりの利用時間数はPCよりも多く、月間3時間11分という結果になった。これは、スマートフォンの総利用時間の6%に当たるという。

日本国内 各スクリーンからの「ニュースと情報」サービスの一人あたりの平均利用時間数 資料:ニールセン

ニュースと情報サービスは15のカテゴリーで構成され、なかでも今年急成長しているのがニュース・キュレーションアプリ。10月の利用者数TOP5アプリの利用者数を比較してみると、すべてのアプリで利用者数が伸びており、1位のSmartNewsは年初から2.1倍の385万人、2位のグノシーは2.4倍の298万人となっている。

ニュース・キュレーションアプリTOP5の利用者数(千人) 資料:ニールセン

ニュース・キュレーションアプリTOP3 重複利用状況 資料:ニールセン

また、利用者数TOP3のニュース・キュレーションアプリの10月における利用者数の重複利用状況では、3つのアプリ重複利用が3アプリの合計利用人数(724万人)のうち2%(15万人)ほどだった。単独利用率を見ると、1位のSmartNewsは73%、グノシーは62%で、SmartNewsが最も利用されていることが明らかになった。