米Amazonは、9月に発表した電子書籍リーダー「Kindle Voyage」、「Kindle」などのKindleシリーズのソフトウェアアップデートを数週間以内に行い、家族間などで電子書籍を共有できる「Family Library」などの機能を新たに追加する。

ソフトウェアアップデートにより追加される機能は、電子書籍を家族間などで共有できる「Family Library」や、電子書籍本文中の単語を解説する「Word Wise」など。

「Family Library」は、配偶者やパートナーなどと電子書籍を共有できる新機能。お互いのアカウントを関連付けることで、それぞれが購入した電子書籍などのコンテンツを自由に閲覧できる。なお、アカウントに登録されたクレジットカード情報なども、お互いに共有することを認可する必要がある。そのため、互いのクレジットカードを使って商品やコンテンツを購入することも可能。また、配偶者、パートナー以外にも4人まで子どものアカウントを関連付けることもできる。

「Family Library」機能を使用するには、ソフトウェアアップデート後、端末上のメニューボタンより設定できる。

「Family Library」イメージ

「Word Wise」は、電子書籍の本文にある難しい単語に説明書きや解説が加えられる新機能。難しいとされる単語の上に、より簡単な同義語や言い換え、説明文などが表示される。説明文をタップすると、より詳細な解説を読むことができる。

「Word Wise」イメージ

このほか、児童向けの書籍が月額2.99ドルで読み放題になる「Kindle FreeTime Unlimited」や、登場人物の説明など書籍の構成要素を確認できる「Expanded X-Ray for books」、検索機能の強化などが追加されている。

なお、これらの機能が日本国内でも利用可能かは、アナウンスされていない。