1.5mmストロークのキーボードは剛性も十分

キーボードはキーピッチが約17.8mm、ストロークが約1.5mmとモバイルノートとしては十分な数値といえる。薄型のノートPCではキーストロークが1mm前後の製品もあるだけに、キーを押し込んだ感覚がある程度確保されているのはうれしいところだ。強めに押してもたわむことがなく、剛性はしっかり確保されている印象だ。ただ、使用率の高い[BackSpace]や[Enter]キーのすぐ右側に[Home]や[PgUp]、[PgDn]キーのある配列が気になる人はいるかもしれない。それ以外は、極端に小さなキーなどがなく、入力はしやすかった。

キーピッチ約17.8mm、キーストローク約1.5mmのキーボード。ストロークは浅く感じるが剛性は十分

カスタマイズ可能なパーツをチェックする

直販モデルということで、パーツのカスタマイズが可能な点も魅力となっている。最小構成時のCPUは、HaswellコアのCeleron 2957Uだ。動作クロックは1.40GHzで、Hyper-Threading非対応の2コア/2スレッドとなっているが、Web閲覧や文書作成作業がメインであれば不満を感じることはないだろう。より汎用性を高めたいなら、1.70GHzで2コア/4スレッドのCore i3-4005Uを選ぶといいだろう。

このほか、メモリは最大8GB、ストレージは500GBのHDD、500GBのハイブリッドHDD、256GBのSSDから選択できる。外付けの光学ドライブやOfficeの有無も選ぶことが可能だ。ちなみに、最大スペックにOfficeを付けると税込169,554円。用途や予算に合わせてパーツを選ぶといいだろう。

ベンチマークで性能を見る

ここからはベンチマークで性能をチェックしよう。今回のテスト機は、CPUがCeleron 2957U、メモリが8GBという構成だ。総合ベンチマークソフト「PCMark 8」で「Home coneventional」のワークロードを走らせた結果は、HaswellコアのCeleronとしては、平均的な数値といえる。また、YoutubeでフルHD動画を再生したところ、CPUの使用率は10~60%となった。負荷かがかかると冷却ファンの音が大きくなる点は少々気になったが、フルHD動画を再生しながら、別の作業もできるレベルにあるといえる。

PCMark 8 Home coneventional

YoutubeでフルHD動画を再生したところ、CPU使用率は10~60%だった

PCMark 8でバッテリ駆動テストも実行した。Windows 8.1の「バランス」設定で実施した結果は約5時間15分。JEITA測定法2.0によるカタログ値は約7.8時間だが、ヘビーな処理内容も含まれるPCMark 8での動作で5時間オーバーは十分に長時間駆動といえる。1日持ち歩いても安心と言っていいだろう。

バッテリ駆動時間 / PCMark 8 Home coneventional

重量はそれほど軽いとはいえないが、持ち運びやすいスリムなボディ。実用性の高さはもちろん、人に見せたくなる雰囲気を持っているのも大きな特徴だ。薄型のモバイルノートPCながら、カスタマイズでの注文に対応し、予算や目的に合わせてパーツを調整できる。使いやすくてかっこいい、メインPCとしてもモバイルでも活躍できるノートPCを探しているならぜひチェックしてほしい。

製品名 LIFEBOOK WU1/S
CPU Intel Celeron 2957U (1.40GHz)
メモリ PC3L-12800 8GB
グラフィックス Intel HD Graphics (CPU内蔵)
ディスプレイ 13.3型ワイド液晶 (1,366×768ドット)
ストレージ 500GB SATA HDD
光学ドライブ 非搭載
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS
サイズ/重量 W322×D225×H17.5mm/約1.5kg
バッテリ駆動時間 約7.8時間 (JEITA 2.0)
OS Windows 8.1 Update 64bit
直販価格 税込96,206円(割引クーポン適用、11月5日14時まで)