Kindle Voyageは新フロントライトで画面の見やすさが向上

加えて、Kindle Voyageで注目したいのが画面の見やすさだ。アマゾンによるとKindle Voyageのフロントライトは従来のものより39%明るくなっているという。また、画素密度300dpi、光を拡散させるディスプレイ表面のマイクロエッチング加工などで見やすさが向上しているとのこと。

実際に手に取ってみて筆者が見やすいと感じたのは、マイクロエッチング加工で画面の映り込みが少ない点だ。外で読む場合、太陽光や窓からの光が反射して画面を傾けることはよくあるが、そういったわずらわしさが極力排除されている。

また、周りの明るさによって自動的に明るさを調整する「Adaptive Front Light」を搭載しており、暗いところでは画面が明るくなる仕組みだ。また、ユーザーの目が暗さに慣れるのに合わせて少しずつ明るさを下げていくなど、かなり賢い作りである。

Kindle VoyageはKindleシリーズの最上位機種という事で、価格が税込21,480円と高めだ。しかし、読みやすさにおいて最大の配慮が施されており、手が小さい方や、通勤・通学の時に乗り物内で読みたい方に良さそうな機種である。

ハイスペックに加えMaydayボタンを搭載したFire HDX 8.9と、電子書籍端末の使いやすさを追求したKindle Voyage。最上位モデルというと、コアなユーザー向けと思われがちだが、この2つの製品は煩わしい操作を排した、またはサポートシステム搭載、とエントリーユーザーに優しい作りとなっている。これからKindleやFire HDを使ってみたいという人こそ購入を検討してほしいモデルだろう。

(記事提供: AndroWire編集部)