日本ヒューレット・パッカードは17日、タブレット形状のPC本体とキーボード部分が分離・合体するデタッチャブルタイプの2in1 PCとして、10.1型ハイブリッドPC「HP Pavilion x2」シリーズを発表した。ここでは報道陣向けの内覧会で披露された本体の写真を紹介しよう。

タブレットとキーボードを、ソフトカバーでつなぐ仕組みがユニークだ。実際の接続部分は、マグネットを利用したスプリングピンによる物理的な接続となっている。一見すると、マイクロソフトのSurface Pro 3+タイプカバーっぽく感じないこともない。ソフトカバーは、ムーンストーングレーとティールブルーの2色展開だ。

画面サイズが10.1型で解像度が1,280×800ドットと小振りではあるが、タブレット+キーボードで約930gなのは軽いと言ってよく、バッテリ駆動時間も公称で約11時間45分となかなかのもの。そのほかスペックや機能の概要は、別記事『日本HP、2in1デタッチャブルで世界最軽量の10.1型「HP Pavilion x2」』を参照いただきたい。以下のサムネイルをクリックすると拡大表示となる。

ムーンストーングレー

タブレット(PC本体)とキーボードが着脱する、デタッチャブルタイプの2in1 PC

タブレットとキーボードの接続部分。マグネットでピタッとくっつく(写真左、写真中央)。写真右のキーボードは英語版だが、日本国内の製品版は日本語キーボードとなる。キーピッチは約17.3mm、ストロークは約1.5mmだ

クラムシェルスタイルの正面(写真左)と、斜め後方から(写真中央、写真右)。ソフトカバーはスタンドを兼ね、2段階の角度調整が可能だ

スタンドの角度を真横から(写真左、写真中央)。写真右はタブレットとキーボードを合体させた状態で、両者を閉じたところ

さらに後方から

タブレットの右側面。向かって左側の拡大は(写真中央)、電源コネクタを兼ねるmicroUSB 2.0、USB 3.0、MicroHDMI出力、microSDカードスロット。右側の拡大は(写真右)、ボリュームボタンとWindowsボタン

本体正面には電源ボタン(写真左、写真中央)、本体左側面にはヘッドホン出力/マイク入力コンボポート(写真右)

ティールブルー

ティールブルーという色は(上記のムーンストーングレーとともに)、昔の人が未来を思い描いていたところからインスピレーションされたそうだ。どことなくノスタルジーを感じさせる色合い(写真左、写真中央)。タブレットの正面にはステレオスピーカーを配置している(写真右)

デバイスマネージャの一部(英語版試作機のもの)