モバイル端末向けセキュリティの米Lookoutは2日、KDDIと業務提携してauスマートフォン向けにセキュリティアプリ「Lookout for au」を提供すると発表した。Androidスマートフォンにはプリインストールし、iOS向けにはダウンロードで対応する。日本市場の特性を考慮し、紛失時などに端末を捜索する機能に世界初の機能も搭載するという。「Lookout for au」の特徴とは?

KDDIとLookoutが提携。auスマートフォンにLookout for auを提供する

Lookoutは、AndroidやiOSに対応したセキュリティアプリで、モバイル端末に特化して早期からサービスを提供しており、グローバルでは5,000万ユーザー、日本国内でも200万ユーザーを抱えている。

機能としては、アプリなどを検査してマルウェアをチェックするマルウェア対策、危険なWebサイトへのアクセスをブロックするセーフブラウジング、写真や連絡先のクラウドへのバックアップ・復元、他のアプリが個人情報へアクセスするかどうかのチェックといった機能を備えており、その中に端末の捜索、アラーム、リモート制御の機能がある。

Lookoutの機能。マルウェア対策や端末位置の捜索機能などを提供する

スマートフォンを紛失したり盗まれたりした場合、PCなどでLookoutのサイトにアクセスすると、端末の現在位置をマップ上に表示し、そこから端末のロック、データの削除(ワイプ)、マナーモード時でもアラームを鳴らす、といった操作ができる。

端末に特定の操作が行われると、現在位置を送信する

その時の位置情報をWebやスマートフォンから確認できる