日本エイサーは30日、タブレットとキーボードドックの着脱機構を備えたデタッチャブルタイプの10.1型2in1 PC「Aspire Switch 10」シリーズを発表した。10月10日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は上位モデルが60,000円前後、下位モデルが45,000円前後。OSにはWindows 8.1 with Bing 32bit版を採用した。

「Aspire Switch 10」シリーズ

タブレットとキーボードドックの着脱はマグネット式のひんじ「Acer Snap Hinge」で、最大2.8kgの荷重に耐える。不用意に外れてしまうことがなく、タブレット部分の端を持ち上げることで、キーボードドックからスムーズに取り外せるようになっている。タブレットの向きを変えてキーボードドックに装着でき、タッチパネル(パッド)、ノートPC、治すプレイ、テントという4通りのスタイルで使用可能。キーボードは日本語87キー配列だ。

10.1型のIPS液晶ディスプレイは光沢(グレア)タイプで、解像度が1,280×800ドット(WXGA)、5点マルチタッチに対応する。表面のガラスには「Gorilla Glass 3」を採用した。Gorilla Glass 3は「Native Damage Resistance」(NDR)という性能を備え、従来のGorilla Glassと比較して、ひっかきキズや亀裂耐性の強度が3倍になっている。加えて、目視で確認できる表面のキズ数を40%低減、キズがついたあとの強度保持も40%改善した。

タッチパネル(パッド)

ノート

ディスプレイ

テント

上位モデルの「SW5-012-F12D/SF」は、キーボードドックに500GB HDDを搭載し、タブレットの64GB eMMCと合わせてデュアルストレージを構成するほか、Microsoft Office Home and Business 2013が付属する。下位モデルの「SW5-012-F12P/S」は、ストレージがタブレット側の64GB eMMCのみとなり、オフィススイートはKINGSOFT Office 2013(30日間体験版)となる。

その他の主な仕様は共通。CPUはIntel Atom Z3735F(1.83GHz)、メモリDDR3L-RS-1333、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。インタフェース類は、Acer Crystal Eye HD Webカメラ、microSDカードリーダ、内蔵マイク、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、microUSB 2.0×1、USB 2.0×1、ヘッドホン/スピーカー出力、MicroHDMI出力×1など。

本体サイズは約W261.6×D177.1×H8.9mmで、キーボードドック装着時は高さが20.2mmとなる。タブレット部分の重量は約585g。キーボードを装着した場合、上位モデルの「SW5-012-F12D/SF」は約1,200g、下位モデルの「SW5-012-F12P/S」が約1,170gとなる。