総務省は2014年10月1日より、これまで携帯電話間でしか利用できなかった番号ポータビリティ(以下MNP)に新たにPHSも加わることを発表しました。また、携帯電話とPHS間でのショートメッセージサービス(SMS)も開始します。
携帯電話での070番号の利用は2013年11月から始まっていました。その背景には、現在利用している090/080から始まる番号では足りなくなるからです。総務省の情報通信白書によると、平成23年度末における携帯電話の加入契約者数は1億2,821万件。これは前年比で純増数は867万件(7.3%増)です。個人で複数台利用する人や、会社から携帯電話が支給されているということを考えると、引き続き増加傾向にあると言えますね。
昨年度末のPHSサービス加入契約数は456万件。これは前年度比で21.4%増となり、減少傾向から一転し増加しています。PHSの話し放題プランによるものと思われます。
対するドコモ、au、ソフトバンク各社は新料金プランとして通話定額制のプランを打ち出してきているので、これまでPHSの独壇場であった通話定額プランの魅力が薄れていることも事実。また、いずれも契約期間を2年間と設けていますが、ワイモバイルは3年間と長めに設定しているのも気になるところ。
このような状況から、今後iPhoneを取り扱うドコモ、au、ソフトバンク、さらには格安SIMを取り扱うMVNOへ移る可能性も考えられます。
価格面はもちろん、端末ラインナップやサービスの充実が、携帯会社の選定において非常に重要な意味を持つと思います。携帯会社間での競争はより熾烈を極めることでしょう。
■ 記事提供:gooスマホ部
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