アクロニス・ジャパンは17日、多機能バックアップソフトの新バージョン「Acronis True Image 2015」を発表した。9月24日よりダウンロード版を発売、10月24日よりパッケージ版を発売する。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Home Server 2011、Mac OS X 10.8 / 10.9。

Acronis True Image Unlimited for PC and Mac

Acronis True Image 2015 for PC and Mac

Acronis True Image 2015 for PC

ラインナップは全6種類。Acronis True Image Unlimited for PC and Macは、1年更新のサブスクリプション形式を採用した。Windows版のAcronis True Image 2015に加えて、先行してリリースされたOS X版を統合している。3ライセンスで年間16,800円(税別、以下同)、1ライセンスで年間9,800円だ。契約中は最新バージョンを常に利用でき、サポートサービスも標準で提供される。加えて、バックアップデータの保存などに使えるクラウドストレージサービス「Acronis Cloud」を、容量無制限で利用可能だ。

従来型ライセンスのAcronis True Image 2015 for PC and Macは、パッケージ版・ダウンロード版のアップグレード版が3ライセンスで3,800円、通常版が7,800円。これまでの「Acronis True Image ファミリーパック」の後継となり、こちらもWindows版とOS X版を統合している。Acronis Cloudは有料。

Windows版のみのAcronis True Image 2015 for PCは、従来のAcronis True Imageシリーズの後継。パッケージ版・ダウンロード版のアップグレード版が2,800円、通常版が4,800円。Acronis Cloudは有料。

Acronis True Image 2015の機能概要

メイン画面

バックアップ設定

クラウドバックアップ

オプション設定

Acronis True Image 2015は、ディスク単位やパーティション単位のイメージバックアップ、ファイル単位のバックアップが行えるバックアップソフト。処理速度や信頼性には定評がある。増分/差分のバックアップや強力なスケジュール機能、複数PCでのデータ同期、HDD/SSDクローン作成といった機能も備える。ブータブルメディアの作成にも対応しており、Windowsが起動しなくなってもブータブルCD/DVDやUSBメモリでPCを起動して、バックアップを取ってある過去の正常な状態へとスムーズに復元可能だ。

また、クラウドストレージサービスのAcronis Cloudとも連携し、バックアップデータをクラウド上へ保存しておける。デバイスを問わないデータ参照だけでなく、自宅PCのイメージバックアップを自宅外の別PCへリストアして、自宅PCを同じ環境を復元するといった使い方も可能だ。

最新版のAcronis True Image 2015では、従来バージョンからユーザーインタフェースを刷新してシンプル化を図っており、より直感的に操作できるようになった。Windows 8やWindows 8.1のタッチスクリーンも完全サポートされている。OS X版では、仮想化ソフトの「Parallels Desktop」との親和性が高く、仮想マシンを実行したままでバックアップできる。