セガは、プロジェクションマッピングを取り入れた室内用キッズ向け遊具機器「え~でる すなば」を今秋より稼働する予定であると発表した。

「え~でる すなば」筐体

室内でも扱える専用の砂「え~でるサンド」

「え~でる すなば」は、室内用の砂とプロジェクションマッピングによる映像技術の応用により、砂の造形に応じて投影される映像がインタラクティブに変化する子供向けの遊具機器。砂の高低差を感知して映像を投影することで、砂を掘ると川や海になり、積み上げると山になるなど、カラフルな映像がリアルタイムに変化するアクションを楽しむことができるという。

「できるかな」モード

プレイ中の様子

「すなあそび」モードの「夏」

また、砂はスウェーデンで開発された砂「え~でるサンド」を使用。水が無くても造形が可能で、手にもつかないため、安心して子供を遊ばせることができる。プレイモードは「できるかな」モードと「すなあそび」モードのふたつが用意されており、前者はテーマにそった絵を砂で描いて遊ぶもので、初めて遊ぶプレイヤー向け。お題の掲出に加え、プレイヤーの動きに反応するムシも登場する。後者は、砂の形状に合わせて季節を体感できる映像が投影さ、季節に合わせたムシが現れるといったもの。ムシをタッチすると動いたり、砂の穴にもぐったりとさまざまなアクションを見ることができる。

なお、同社は「かつて子供たちの社交場でもあり、造形の創作意欲を高めていた砂場が、近年の諸事情により身近な遊び場とは言えない状況になりつつある」という背景から、子供が室内で安心して砂遊びができる場を提供し、かつ映像の演出により砂の造形に四季や自然の要素を吹き込んだと、同機器の開発動機を語っている。