スマホユーザーのみなさんは、メッセージアプリを使用しているだろうか。ただし、「LINE」以外で。日本国内では「LINE」が大人気なのは知っている。では、「LINE」以外のアプリだったら、どのようなアプリが人気なのだろうか。また、なぜそのアプリを使っているのだろうか。スマートフォンユーザーのマイナビニュース会員500人に聞いてみた。

「comm」より「カカオトーク」の方がわずかにユーザーが多い

質問を作成するうえで、選択肢には非常に悩んだが、筆者の周りにも利用者がいる「カカオトーク」と、「comm」を選択した。

「カカオトーク」は、「LINE」とは違い人数の上限なし(LINEは100アカウントまで)で利用できるトークルームや、5人同時に通話できるグループ無料通話などが特長のメッセージアプリ。「comm」は、実名制登録が特徴のメッセージアプリ。また、高音質な無料通話ができることも「comm」の特長だ。

メッセージアプリの「カカオトーク」か「comm」のいずれかを使っていますか?

結果は、ほぼ全員の人が「両方使っていない」という回答だった。選択肢が2つしかないだけに、ほかのメッセージアプリを使っている可能性もあるとは、思うのだがこのような結果になったことに驚いた。

そして、「カカオトークを使っている」(12人、2.4%)と回答した人の方が、「commを使っている」(5人、1.0%)と回答した人よりもわずかながら多かった。

コミュニティによってメッセージアプリを使い分け

それぞれのアプリを使用している理由を聞くと、共通して多かったのは「コミュニティごとに使い分けている」という回答。友人間、会社間、恋人、家族というように、それぞれで使い分けるというのも納得できる。筆者にも「あの人にはばれたくない」アカウントがあるため、いくつか使い分けている。

アプリごとに見ていくと、「カカオトーク」では、「韓国の取引先と連絡を取るため」という回答があった。たしかに韓国のユーザーが多い「カカオトーク」ならではと言えるだろう。

「comm」は、「使用している人が少ないので」という回答が見られた。なるほど、これも「コミュニティごとに使い分ける」というのと同種の意見かもしれないが、使用している人が少ないからこそ、逆にわずらわしくなく、特定の人とだけコミュニケーションがとれていいのかもしれない。

「両方使っている」という回答も、「コミュニティごとにわけるため」という理由が多かった。

SNSを上手に使いこなしている人ほど、いくつものアプリを使い分けているのかもしれない。筆者も、この結果を受けて「カカオトーク」や「comm」などをダウンロードしようと思ったが、メッセージのやり取りをする友だちがいないことを思い出し、悲しい気持ちになった。

調査時期:2014年7月31日~2014年8月4日
調査対象:スマートフォンユーザーのマイナビニュース会員
調査数:500件
調査方法:インターネットログイン式アンケート

(記事提供: AndroWire編集部)