日本HPは25日、個人向けインクジェット複合機の2014年秋モデルのエントリークラスとして、「HP ENVY4504」を発表した。HP Directplusでの販売価格は8,800円。発売は9月中旬を予定。

HP ENVY4504

その仕様と型番から昨年登場した「HP ENVY4500」の後継モデルととらえてよいだろう。先代の特徴であった「エントリーモデルながら多彩なモバイル機能とプリント性能」をしっかりと引き継いでおり、自動両面印刷やシングルカートリッジモードを搭載。モバイルプリント用の「HP ePrint」や「ワイヤレスダイレクト」といった機能も利用可能だ。

基本的にはマイナーアップモデルであり、プリントエンジンの仕様に変更はない。インクカートリッジは従来と同じHP61を採用。ヘッドにはブラック336ノズル、カラー1248ノズルを装備しており、モノクロ約8.8ppm、カラー約5.2ppmの速度を備える。

給排紙は前面で、給紙容量は普通紙で約100枚。自動両面印刷にも対応する。操作パネルはタッチフレーム付きの2.0型モノクロ液晶となり、各種メモリカードスロットを搭載しない点に注意。

スキャンエンジンはCIS方式を採用。光学解像度は1,200×2,400dpi。コピー速度はモノクロ約6ppm、カラー約4ppmとなる。ボディカラーは従来のブラック1色から、ブラックとシルバーのツートーンになった。コンパクトな本体は従来と変わらず、W445×D334×H120mm、5.5kgのサイズ・重量を維持している。インタフェースはUSB2.0、IEEE802.11b/g/nをサポート。