ビジネスや日常的な利用に最適!

内部の構成は、CPUにインテルCeleron N2830を採用し、4GBのメモリと500GBのHDDを組み合わせたものだ。グラフィックス機能はCPU統合のインテルHDグラフィックスを採用している。低価格なモバイルマシンとしては、スタンダードな構成といえるだろう。OSはWindows 8.1 Bing 64bitを搭載している。

Windowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT」の実行結果を「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目にあわせて紹介すると、以下のようになる。

Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)
プロセッサ 4.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.1
ゲーム用グラフィックス 4.2
プライマリハードディスク 5.9

特に高性能というわけではないが、大きく劣っている部分もないという結果だ。PCの総合的な力を見る「PCMark8」の結果は以下のようになった。

PCMark8

いずれの結果からも見えてくるのは、ビジネスや日常的な利用を目的としたモバイルノートとして十分な実力を持ってはいるが、最新の3Dゲーム等で遊ぶには力不足、という結果だ。もちろん、ブラウザゲーム程度ならば問題なく遊べるし、YoutubeのHD動画再生なども快適に行える。

ストレージとしてHDDを採用していることもあり、アプリケーションのインストールなどにあたっては少々重さを感じることはあるものの、環境さえ整えてしまえば日常的な利用では特に問題なく利用できるだろうという印象だ。

バッテリーについては「BBench」を、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で実施してみたところ3時間40分03秒利用することができた。3万円台のマシンとしては、かなり健闘したと言える。省電力設定にすれば、モバイル利用でも不安なく活躍してくれるだろう。

手軽に持ち歩けるお手頃マシン

本体重量1.3kgというのは、今となってはものすごく軽いというわけではない。しかし3万円台できちんとしたキーボードを搭載したマシンと考えると、かなりよい印象になる数値だ。

モバイル用途ならば、閲覧中心の使い方ならば今はタブレットを選択するだろう。しかし、ある程度しっかりした文章を入力したいとなるとキーボードが欲しくなる。タブレットとキーボードを組み合わせるのではなく、ノートPCとして完成されたものを利用したいと考えた時、このサイズと価格は魅力的だ。

また、オフィスや家庭でのライトな使い方にもぴったりだろう。このサイズならば使わない時にはさっと畳んで、ブックエンドや棚に収納してしまうこともできる。外部ディスプレイ出力ができるので、会議や外出先でのプレゼンテーションに使いたい場合にも便利だ。気軽に持ち運んで使いたいという要望に、最適なコストパフォーマンスで応えてくれるマシンと評価したい。

標準スペック

メーカー iiyama PC(ユニットコム)
型番 11P1200-C-FEM
CPU Intel Celeron N2830
メモリ 4GB DDR3L-1600
HDD 500GB
グラフィックス Intel HD Graphics
OS Windows 8.1 with Bing 64bit
LAN 10/100BASE-TX、IEEE802.11b/g/n
インタフェース USB 3.0×1、USB 2.0×2、VGAポート、HDMIポート、SD/MMC/MEMORYSTICK対応カードリーダー
サイズ W292.4×D210.5×H22.7mm/1.3kg
ディスプレイ 11.6型 (1366×768ドット)対応、光沢カラー液晶
価格 34,980円(税別)

価格、仕様は予告なく変更となる場合があります。最新の情報はiiyama PCのサイトをご覧ください。