静かだけど仕事はちゃんとする「エルゴスリー」
続いて、「赤ちゃんにやさしい掃除機」という紙パック式キャニスター型クリーナー「エルゴスリー」を試すことに。なぜ「赤ちゃんにやさしい」かというと、その静音性、クリーンな排気、ホコリの飛散を防ぐ独自の紙パック「e-bag」の採用が挙げられる。
最大「3」までの運転モードのうち、「1」の駆動音は図書館の館内と同じレベルの43dB(デシベル)。2種類のパッキンがモーターを包み込んで振動音を抑制。本体にも防音壁を設けて、音漏れを防ぐ構造となっている。本体のみならずホースのつなぎ目にも防音のためにシーリングを施す徹底的な防音構造となっている。シーリングはゴミの飛散を防ぐ役割も果たす。
筆者も実際に「1」で掃除してみたが、「これで本当にゴミを吸引できているのかしら……? 」と不安になるほどの静かさだ。しかも、カーペットにおがくずをばらまくという絶望的な状態である(鉛筆削りをひっくり返した時の想定か? )。しかし筆者の心配をよそに、エルゴスリーは「1」でもしっかりゴミを吸い取ってくれた。
驚くことに「1」の状態では、部屋で流れている音楽を楽しみながら掃除できた。掃除機をかけていても、実際エアコンの音のほうが大きいくらい。これなら周囲が寝静まっている時間でも、気にせず掃除機がけを行えるだろう。
半澤氏によると、「エルゴラピード」は大きなゴミを吸い取るのが得意で、「エルゴスリー」は目に見えない細かなゴミを吸い取るのが得意だという。しかも吸い取ったゴミは同社独自の紙パック「e-bag」で、掃除機から取り外す前にシャッターでふたをするため、ゴミを飛散させずに捨てられる。
余談だが、体験会ではエレクトロラックス・ジャパンのスタッフがていねいに機能や使い方について説明してくれた。その際によく聞いたフレーズが、「お客様から●●という声をいただいたので」というもの。「Thiking of you」のモットーが徹底されていることがここからもわかる。