三菱電機は8月19日、同社HEMS(Home Energy Management System)の新製品として、電気自動車(以下、EV)との連携機能・クラウド対応・機器連携機能を強化するとともに、業界最多製品接続可能数(HEMSとECHONET Lite:エコーネットライト/通信プロトコルで接続および制御できる機器において)を7製品から14製品に倍増して利便性と快適性を向上させた「HM-ST03」を2014年10月に発売すると発表した。

エネルギー計測ユニットと情報収集ユニットイメージ

新製品は、EVとの連携機能の初搭載とエネルギーの見える化機能を強化し、ファミリーカレンダー機能にEVでの外出予定登録を新たに追加し、予定時間に合わせたEVの蓄電池への自動充電を実現したり、EVへの充電完了時間を予測する充電アシスト機能や、EV充放電の時間帯別プラン設定機能搭載により、電気料金が安い時間帯の自動充電に対応できるようにしている。

ファミリーカレンダー機能とEVの連携による自動充電について

また、クラウド対応では、新開発のスマートフォン専用アプリで、クラウドサーバーを介して宅外からHEMSに接続している機器の確認や、エアコン・エコキュートの遠隔操作が可能になる。

さらに製品接続可能数を倍増したり、機器連携を強化したことにより、浴室換気扇の風量を自動で弱や停止に制御したり、レンジフードファンの運転開始時に、部屋の換気扇を自動で制御したりすることが可能。

価格は「HM-ST03」が107,000円(税別)となっている。