豊富な情報がYahoo!カーナビの強み

システム統括本部の石田幸央マップイノベーションセンター長によると、Yahoo!カーナビを作るに至って日本人の自動車事情を調査したという。東京23区と政令指定都市、都市近郊市、地方市郡町村それぞれの自動車の利用の度合い、潜在市場推計などを調べた結果、Yahoo!カーナビの潜在市場は1700万ユーザーになるという。

現在、無料ナビアプリというとやはりGoogle Mapsが優勢だが、石田幸央マップイノベーションセンター長は、日本の様々な交通サービス・企業と連携して豊富なデータを表示させることで海外勢に対抗していきたいとのこと。

Yahoo!カーナビの優位性について説明する石田幸央マップイノベーションセンター長

元々、Yahoo!地図では地域の情報を多く盛り込み、Yahoo!サービスとの連携を図ることで、他の地図アプリと差別化を行なっているが、Yahoo!カーナビも同様の作りになっている。ドライブ関連の会社やサービスと提携することで、運転中に知りたい情報を無料アプリに盛り込んでいる点が便利だろう。

地図表示の速さやルート選択、山間部やトンネルといった電波が届きにくい場所での表示など、カーナビに求められる要素は数多いが、Yahoo!カーナビは無料で使えるので試しにダウンロードして豊富なデータと使い勝手を体感してはいかがだろうか。