OS Xの次期メジャーアップデートになる「OS X Yosemite」に対する開発者の期待は非常に高いようだ。米Chitikaが9日に公開したレポートによると、開発者向けプレビュー版「OS X Yosemite Developer Preview」のリリースから30日目時点の北米におけるWebトラフィックシェアは、OS X Mavericks開発者向けプレビューの時の約4倍になっている。

Chitikaは、同社のオンライン広告ネットワークから北米における広告インプレッションをサンプルにシェアを推定した。OS X Yosemite Developer Previewのシェアは、リリースの3日後にMac用OS全体の0.15%に到達。アップデートがリリースされた直後の18日目に0.25%に近づいた。また、AppleのAperture開発終了が報じられたタイミングと重なる27日目にも上昇し、30日後の7月2日の時点で0.20%だった。2013年6月10日にリリースされたOS X Mavericks Developer Previewは、30日後の7月10日時点で0.05%だった。

Chitikaは「OS X Mavericksの時と同じ無料アップグレードであること、そしてこれまでの開発者の活発な導入を考え合わせると、今年後半に最終版が登場するOS X YosemiteはMacのデスクトップOSで最速のアップグレードペースを記録する可能性が高い」としている。

OS X Yosemite Developer Preview(青)とOS X Mavericks Developer Preview(オレンジ)の米国・カナダにおけるWebトラフィックシェアを比較