説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Lightningケーブルを長もちさせるコツは?」という質問に答えます。

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Lightningコネクタは、2012年9月にiPhone 5とともに発表され、以降iPhoneやiPadなどiOSデバイスの外部接続端子として採用されています。コネクタのピン数はDockの30から8へと減少、大幅に小型化されるとともに、表裏の区別なしに挿入できる点が評価されています。

しかし、iPhoneに付属のLightningケーブルに関して言えば、外側の白い被膜部分の耐久性には難があると言わざるをえません。なんの気遣いもなく使い続けていると、被膜が剥がれはじめ下部のシールドがむき出しになることがあります。急な角度で曲げる、曲げた状態を長時間続ける、コネクタ部分を強く引っ張るという使い方は避けるべきでしょう。

長もちさせるコツとしては、iPhoneと接続しているとき、コネクタ付近のケーブルはできるだけ直線に保つことが挙げられます。特にiPhoneを充電しているときには、コネクタの根元付近を急な角度に曲げて使いがちですから、バッテリーの寿命を延ばす意味も含め充電中はiPhoneの操作を避けたほうが無難です。被膜が剥がれやすいのはコネクタの根元部分ですから、同色の布テープを巻き補強して使うのも1つの方法です。

iPhone購入から1年以内の保証期間内であれば、Appleは被膜が破れるなど破損したLightningケーブルの交換に応じてくれることがあります。iPhoneとともに現物をApple Storeの窓口(ジーニアスバー)へ持ち込むか、オンライン修理受付で確認してみましょう。

コネクタの根元部分を強く曲げた状態で長時間使用すると、被膜の傷みが早まります