日立アプライアンスは3日、サイクロン式クリーナー「パワーブーストサイクロン CV-SA700」を発表した。同日、東京都内で報道関係者向けに新製品発表会を開催。発表会では、かなり奇抜(?)な実験も交えながら、新製品の特長やコンセプトを紹介した。

コンパクトながらも高性能なクリーナーを提供したい

まずはじめに日立アプライアンス 取締役 家電事業部長 松田美智也氏が登壇。同社はユーザーにとっての使いやすさを追求し、独自の技術を進化させてきたと松田氏はいう。

日立の2014年度戦略について説明する松田氏

独自技術で「使いやすさ」を追求

小型・軽量ながら強力な吸引力を持つクリーナーを世に送り出したい

そこで誕生したのが今回の新製品

次に商品計画本部 ユーティリティ商品企画部 部長代理 白河浩二氏が登壇し、掃除機の需要動向、需要構造の変化について説明した。白河氏によると、3kg台の小型サイクロンの需要は伸びを見せているという。クリーナー購入時の重視ポイントは、2011年には6位だった「大きさ・重さ」が2013年には2位に浮上。「吸引力の強さ」に次いで重視されるようになっている。

掃除機の需要動向について説明する白河氏

小型サイクロンの需要は伸びを見せているという

購入時に重視するポイントは?

サイクロン式クリーナー購入時に重視するポイントは、世帯人数や世代に関係なく「ごみの取れやすさ」「吸引仕事率」であった。50～60代では「持ち運びやすさ」「本体の重さ」が特に重視されていると白河氏は説明。また、実際に購入したユーザーにサイクロン式クリーナー購入後の不満点を聞いたところ、手入れや使い勝手での不満が高かったという。

サイクロン購入後の不満ポイントは?

調査結果をふまえて新製品はさらに「使いやすさ」を追求した製品に

右が2013年発売の現行モデル「CV-SY7000」で、左が新製品「CV-SA700」。重さは約25%軽量化した

右が「CV-SY7000」のモーターで、左が「CV-SA700」のモーター。ひとまわり小さくなっている

次ページでは、新製品の特長を実証するために同社が行ったデモの様子をお伝えする。