米Googleは25日(現地時間)、「Cardboard」プロジェクトを発表した。段ボールや身の回りにある材料でVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイを自作できるというものだ。

段ボール製のVRヘッドマウントディスプレイ

VRヘッドマウントディスプレイに必要な材料は、段ボール(丈夫で薄い方がよい)、焦点距離40mmのレンズ(両凸レンズがよい)、磁石、マジックテープ、輪ゴム、必要に応じてNFCタグ。あとは、同社の提供する設計図(PDF)に沿って段ボールをカット、組み立てれば完成だ。

スマートフォン用無料アプリ「Cardboard」を用いて、「Earth」「Tour Guide」「YouTube」「Street Vue」などのコンテンツをVRで体験できる。アプリはAndroid 4.1以上に対応している。対応する機種は、Google Nexus 4、Google Nexus 5、Motorola Moto X、Samsung Galaxy S4、 Samsung Galaxy S5、Samsung Galaxy Nexus。一部の機能に対応していないが、HTC One、Motorola Moto G、Samsung Galaxy S3も使用可能となっている。

手に入りやすい材料を使用

型紙に合わせて切り取る

組み立てる

磁石はリングタイプのものを

スマートフォンをセットする