「ゲストをもてなす」家庭科の授業に感動
コルベには2日間にわたって取材を行ったが、2日目のランチタイムに、驚きと感動があった。ランチタイムに教員室に、生徒たちが料理を運んできて、テーブルをセットし、おもてなしをしてくれたのだ。きれいに盛りつけられたサラダ、そして地元でよく食べられている料理、そしておいしいデザートと、とても素敵なランチタイムを過ごす事ができた。
しかし、後から話を聞いて、改めて感動させられた。この料理、家庭科の授業の一環で、生徒たちがメニューから考えて作ったものだというのだ。
生徒たちは、「日本からゲストが来る」ということで、どんな料理を作ると喜んでもらえるか、ということを考えたという。そこで、自分たちもよくランチで食べている、ソーセージの中身をパイで包んで焼いた「ソーセージロール」を作ることに決め、ランチ前の授業時間に作って、運んできてくれたのだ。
ここにも、先に萩原氏が説明していた「Why」がある授業、つまり何のためにそれをしているのかが明確にわかる学びを見つけることができる。