「皇居ランナー」にGear Fitを試してほしい

皇居の外周路を走るのは「皇居ラン」と呼ばれ、都内のランナーに人気がある。皇居ランナーのための施設「Run Pit」では、サムスン製ウェアラブルデバイス「Gear Fit」の無料貸し出しキャンペーンを開催中だ。これを機に、「運動嫌いだけど、夏だし痩せたい」という矛盾を抱えている筆者が皇居ランに挑戦してきた。

編集部注:本稿の著者は、この春に社会人になったばかりの新米の女性編集者です。楽しかった学生時代から一転、慣れない仕事、汗臭い職場のストレスで、業務時間中お菓子を食べ過ぎた影響から、薄着にならざるをえない夏の到来を恐れています。

甘いお菓子もしょっぱいお菓子も大好きな筆者のデスク

今回の無料キャンペーンは、サムスン電子ジャパンとKDDIがコラボして開催しているもの。KDDIと毎日新聞社が共同運営している「Run Pit」にて、6月1日から30日の期間中、サムスンのウェアラブルデバイス「Gear Fit」を無料で貸し出す、というものだ。Gear Fitは女性でも身に付けやすいコンパクトなデザインで、ランニングとの相性も良い。"手で触ってみる"という体験は家電量販店などでもできるが、他ではできない"身に付けて走ってみる"という体験を皇居ランナーに提供し、認知度を向上させるのがねらいだ。

6月1日から30日まで竹橋のRun PitにてGear Fitを無料体験できる

個人的にはオレンジがお気に入りだったが、貸し出しの都合で実際に使用したのはチャコールブラック

どうやって借りるの?

さて、実はRun Pitがたまたま筆者の職場近くにあったので、昼休みにふらっと立ち寄ってみることにした。梅雨入り宣言も出たばかりのその日の東京は、朝から雨が降り続いていたのだが、(やった! これで走る日を先延ばしにできる、とちょっと安心していたのに)残念ながら雨が止んでくれちゃったので走りに行ってみた。まずは受付のスタッフにGear Fitを借りたい旨を伝え、申込書に記入する。ちなみにGear Fitの利用自体は無料だが、実際に借りるにはRun Pit会員になる必要がある。

受付で申込書を記入

スタッフの方が使い方を説明してくれる

ウェアのレンタルは1回税込400円

シューズのレンタルは1回税込100円

受付を済ませ、ロッカールームへ。着替えが完了し、いざGear Fitを装着してみると、思っていたより軽い。これならば走っている最中に邪魔にならないだろう。液晶のディスプレイは湾曲しており、腕にフィットする感じ。ちなみに、1.84型のSuper AMOLEDディスプレイという視認性に優れた液晶を採用しているとのことだ。筆者が走ったのは曇りの日であったが、屋外でも問題なく液晶の表示が読めた。

Run Pit内にはGALAXY S5も展示されている

女性でも違和感なく装着できる軽量さ

Gear Fitを装着して、いざ走らん!

Gear Fitを装着したらまず、性別や生年月日、身長、体重などを入力し、プロフィールを設定する。方法はRun Pitのスタッフに教えてもらえる。「エクササイズ」は、ランニング、ウォーキング、サイクリング、ハイキングの4種類。今回は何といっても"皇居ラン"なので、ランニングモードを選択。

プロフィールを設定しよう

エクササイズは4種類のモードを搭載

走っている途中にへたれてしまいそうな筆者は、ランニング前に「コーチング」というメニューから「トレーニング効果」を「普通」、「時間」を「30分」に設定した。ちなみにトレーニング効果は「軽い」「普通」「やや激しい」の3段階、時間は30分から2時間まで5分刻みで設定できる。意志の固い人であれば「目標を設定」メニューを選択し、消費カロリーか時間を設定して走り出してもよいだろう。

開始前に「コーチング」を設定

「目標を設定」では時間や距離、消費カロリーで目標を設定可能

準備運動をしっかりして…

いざ、スタート!

腕時計を見るしぐさをすると、動作を感知して自動で画面が点灯する仕様。走っている途中でGear Fitがぶるぶると震えたので見てみると、「このペースを維持」とか「ペースをアップ」と指示を与えてくれていた。暑いし、しんどいんだけど…と思いつつも、管理してくれる存在はありがたい。走る前は完走できるか心配だった筆者も、Gear Fitの言うことを聞いているうちに、いつのまにかゴールしていたのだった。

「ペースをアップ」と指示される ペースを維持するのがけっこう大変

なんとか帰還 筋肉痛の予感しかしない

Run Pitに帰って、Gear Fitを返却すると簡単なアンケートが配布される

アンケートに回答すると、パンフレットとともにうれしいオマケがもらえた

Gear Fitは運動嫌いな人のお助けツールかも

常日ごろ運動を避けて生きてきた筆者も、今回Gear Fitに助けられて皇居ランデビューを果たせた。ちなみに筆者はゆとり世代なので、自分1人だったら「もう無理」とさじを投げていたに違いないが、Gear Fitがコーチングしてくれたおかげで最後までがんばれた気がする。ありがとうGear Fit、私がんばれそう。普段から運動するという人はもちろん、運動嫌いな人にも手にとってみてもらいたいツールだと感じた。

久しぶりにけっこうな量の汗をかいたが、Gear Fitは防水設計なので安心だ(IP67相当の防水防塵性能とのこと)。汗をかいたり、シャワーを浴びたりする分には問題ない。また、バッテリはフル充電で3日から4日もつので、気をつけていれば、走っている間に充電が切れてしまうことはまずないだろう。

水道水をじゃーっとかけてみたが、動作に問題はなかった

充電ドックをかちっと装着して充電する

ちょっと気になったのは、筆者はiPhoneを使用しているのだが、SNSの更新通知やメールの受信通知といったスマホ連携機能がGALAXY専用ということ。これは仕方ないと言えば仕方ないことだが、Gear Fitを気に入っただけに少し残念だった。アップデートや次の製品で対応をひろげてくれると、とってもうれしいですサムスンさん。

とはいえ、実際に手にとってみないとGear Fitの良さは伝わるまい。たるんだ体を夏までに何とかしたい! と思っている人は、心強い味方であるGear Fitを無料で試せるこの期間に、皇居ランに挑戦してみてはいかがだろうか。

おまけ

Run Pitの中はこんな感じでした。

東京メトロ東西線・竹橋駅に直結の「Run Pit」 ちなみに編集部と同じビルにある

フリースペースは皇居に面していて、眺めも楽しめる

女性ロッカーの様子

シャワールームのアメニティは充実。着替えるスペースはカーテンで仕切られており、周りの目を気にせずゆっくりできる

パウダールームも清潔感があり、くつろげる空間だ

プロテインバーもサンプルで配布中(販売もしている)

これからの季節にうれしい日焼け止めのサンプリング

熱中症予防に「塩あめ」も