近年、デザイン性の高いユニークなPCケースで注目されているIN WIN。これまで、アルミパイプで作った「D-Frame」、アルミプレートを重ね合わせた「H-Frame」などが発表されてきたが、今年披露されたのは「S-Frame」というモデル。厚さ4mmのアルミプレートを15回も折り曲げて作ったというオープンエアケースだ。

注目のオープンエアケース「S-Frame」。側面は強化ガラス張りだ

上から見ると構造が分かりやすい。電源は熱的に分離されている

マザーボードはATXに対応。ドライブベイは3.5/2.5インチ×4で、5インチは用意されていない。基本的に自然対流のみで大丈夫な設計になっているが、ボトム側に12cmファン×3を搭載することも可能だ。ブースの展示機には水冷システムが採用されており、この場所には36cmサイズのラジエータが搭載されていた。

横から見たところ。ご覧の通り水冷クーラーにも対応している

ドライブベイはフロント側にある。3.5/2.5インチに両対応

大きさは560(H)×313(W)×755(D)mm。冒頭で述べたように、1枚のアルミ板を折り曲げて作っているため、元々のアルミ板の長さは2m以上あるそうだ。今月末の発売予定で、価格は未定。

ミニチュアを使った折り方の説明。番号の順番に折っていくと…

最終的にこうなる。まるで折り紙のようだが、使うのはアルミ板だ

また、D-FrameのMini-ITXバージョン「D-Frame mini」も今月末に発売される予定とのこと。トップ側のパイプが取っ手になっており、持ち運びも簡単。小型ケースながら、奥行き22cmまでの電源を搭載可能で、ゲーミングPCの構築にも良さそうだ。24cmサイズの水冷ラジエータにも対応している。

Mini-ITX用の「D-Frame mini」。女性でも簡単に持てる重さ

大きな電源を搭載できるのもポイント。水冷も搭載可能となっている