iCloudの容量アップ

筆者の友人から時折、「iCloudの容量がいっぱいになってしまったんだけれど、どうしたらいい?」という質問がくる。iCloudは、Apple IDあたり、5GBまで無料で領できるオンラインストレージを提供しているが、長くiPhoneやiPadを利用していると、この容量では足りなくなってしまうことは頷ける。

相談してくる人は、多くの場合、カメラロールもiCloudで丸ごとバックアップしていることが多い。その際、フォトストリームをONにした上で、直近1000枚の写真がアップロードされるのを待って、端末内の写真をパソコンに取り込むか、残しておきたい写真を選んで共有フォトストリームを作った上で、設定のiCloudバックアップの項目で「カメラロール」を外すと、安全に空き容量を増やすことができるはずだ。

しかしいつまでも5GBのままでよいか、といわれるとそうではないだろう。1人あたり5GBしかないから、バックアップ以外の他の用途での利用に気が進まない、という側面もある。ユーザーを多数抱えるAppleが無料でストレージを拡大することは大きな負担になるかもしれないが、ぜひ取り組んで欲しい分野だ。

ちなみに、GoogleはGmailやGoogle+フォト、Googleドライブなどで利用できる1人あたりのストレージを15GBに拡大した。Google+フォトについては、一辺最大2048ピクセルの縮小写真であれば、無制限にバックアップが取れる。これはiPhoneやiPadからもGoogle+アプリを入れれば利用でき、おすすめだ。