バッファローは28日、リモートアクセス機能を搭載したGigabit Ethernet対応有線ブロードバンドルータ「BHR-4GRV2」を発表した。6月上旬より発売し、価格は7,200円(税別)。
LAN側4ポート×4とWAN側1ポート×1の有線LAN端子がすべて、Gigabit Ethernetに対応している。ダウンロード速度はFTPによる実測値で839.0Mbps。同社の従来製品であるBHR-4GRVと比較して、約2倍のスループットを実現している。
インターネット経由で、離れた場所から自宅や会社のネットワークに接続(PPTP)できる「リモートアクセス(VPN)」機能を搭載。リモートデスクトップによるPCの遠隔操作や、データのダウンロードとアップロードも行える。
PPTPクライアント機能も搭載しており、本製品×2台を使った拠点同士のリモート接続も可能。これにより、イントラネットの情報共有や大容量データの転送といった環境構築にも利用できる。スループットは、BHR-4GRV2を2台、PPTPで拠点間接続した実測値で約62Mbps。
セキュリティ機能としては、通信セッションごとにパケットの整合性をチェックして、内部からの要求がないアクセスは自動的に遮断する「SPI(ステートフル・パケット・インスペクション)」、セッションごとに必要なポートのみを開閉することで不正アクセスを遮断する「ダイナミックパケットフィルタリング」、複数のVPNセッションが使用できる「VPNマルチパススルー」などを備える。
本体サイズは約W35×D165×H158mm(アンテナ、スタンド含まず)、重量は約315g(スタンド含まず)。設置する場所に合わせて、縦置き、横置き、壁掛けに対応。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.5以降。