未発表のヘッドフォンアンプなどを参考出展するADL(フルテック)ブース

ADLブランドを展開しているフルテックのブースは、4月1日に発表したヘッドフォンアンプ「A1」をはじめとした、未発表モデルも含めた新製品を大量展示。

「A1」

A1は、Cirrus Logic社の「CS4392」を搭載したUSB DAC兼ヘッドフォンアンプで、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源と、DSD64/DSD128のネイティブ再生が可能。光デジタル音声入力端子も装備している。

「BH008」

上の写真は、5月10日発売のイヤホン「BH008」。高域用にφ5.8mm、中低域用にφ8mmのデュアルダイナミックドライバーを搭載するモデル。密閉性と装着性を上げるエラストマー樹脂のパーツも採用されている。

「H128」

また、オーバーヘッドタイプのダイナミック密閉型ヘッドフォン「H128」も参考出展。「H118」の上位モデルで、自社開発のドライバーの採用が大きな特徴。H118とは外装部分も異なり、ハウジングの素材にはアルミを使用。ヘッドバンドとイヤーパッドには合皮が採用されている。側圧を抑えつつ密閉度を上げる独自のハウジング形状はH118を継承している。なお、H118のサウンドは低域を重視したものだったが、H128では、低域だけでなく高域の再生能力も高められているという。

価格は未定だが、30,000円台後半になる見込みで、6~7月にリリースされる予定だ。カラーはブラック/レッド、ブラック/ブルー、ブラウンの3バリエーションが予定されている。

「STRATOS」

ヘッドフォンアンプ「STRATOS」も参考出展。USB DAC内蔵のヘッドフォンアンプで、ADCを内蔵しており、MM/MCカートリッジに対応したフォノイコライザーも搭載している。こちらは、秋ぐらいに製品化を予定しているとのことだ。

エントリーモデルのイヤホンを発表したSHUREブース

SHUREブースは、同日発表した「SE112」を中心とした展示内容。SE112は、推定小売価格5,000円前後(税別)という同社のイヤホンのエントリーモデルだ。6月に発売予定となっている。

「SE112」

SE112は、SE115と同じ金型を使用することと、着脱式ケーブルの採用を取りやめたことで低価格化。同社のイヤホンの裾野を広げるための戦略的モデルだ。

また、SE115では低域再生能力の高さがポイントとなっていたが、SE112ではそれだけでなく、中高域も充実させたという。

金色に輝く「Diamond Z」を展示するMONSTER

MONSTERブースでは、Diamond Tearsのバリエーションモデル「Diamond Z」を展示。Diamond Tearsは、透明なクリスタルのなかに、シルバーのパネルが配置されたデザインとなっていたが、Diamond Zは、透明なパネルはなく全体がゴールドに輝くデザインとなっている。

「Diamond Z」