OmniVision Technologiesの日本法人であるオムニビジョン・テクノロジーズ・ジャパンは5月12日、自動車業界向けに裏面照射技術(BSI)を採用したCMOSイメージセンサ「OV10640」およびHDRコンパニオンプロセッサ「OV490」を発表した。
OV10640は、1.3Mピクセルの動画を60fpsでRAWデータ出力することが可能。また、独自の動体撮像時の不自然さを最小限に抑えたHDRを搭載することで、最大120dBのダイナミックレンジを実現しているという。
一方のOV490はYUVまたはRGB、およびRAWデータを同時に出力できるプロセッサで、ユーザーは映像表示とセンシング機能を同時に実行することが可能となる。また、2つのビデオ・パイプライン処理が可能なため、BOMコストの低減も図ることができるようになるという。
なお、2製品ともにすでにサンプル出荷を開始しており、AEC-Q100 Grade-2の認定の完了ならびに量産開始は2014年第4四半期を予定しているという。