被写体を自動認識して写真の構図に適切なアドバイスを表示してくれる「フレーミングアドバイザー」機能も面白い。たとえば料理を認識すると、「斜め上から近づけてみましょう。高さのある料理は縦がオススメ」というアドバイスが表示され、同時にお皿をどこまでアップにすればいいかといった構図の指示も出してくれる。もちろん、被写体が変われば構図の指示もアドバイスも変わる。アドバイスとリアルタイムHDRを使うことで、誰でも簡単に綺麗で"それらしい"写真が撮れるというわけなのだ。この他、上下左右360°のパノラマ写真を撮れる「全天球撮影」機能も面白い。また、以前から「AQUOS」シリーズはF1.9という明るいレンズにこだわっており、これも他の機種にはない特長だ。

被写体を自動認識して構図などのアドバイスをしてくれる

「Xperia」と「GALAXY」が、より高度かつハイレベルな撮影を可能にしたモデルだとするなら、「AQUOS SERIE」はよりカメラ初心者に寄り添ったモデルだといえる。自分であれこれ設定をいじって撮るというよりは、手軽に失敗のない写真を量産したいユーザーに向いている。

もちろん、3150mAhの大容量やIGZOディスプレイなど「AQUOS」ならではの長所も引き継いでいる。細いベゼル部分にしっかりカラーリングが施されるなど、デザイン面での進化も見逃せない。