日本航空と野村総合研究所は、米国ホノルル空港にてメガネ型ウェアラブルデバイス、Google Glassを使用した実証実験を開始した。ウェアラブルデバイスを活用し、航空機の整備作業や貨物の塔降載作業を効率的にかつ確実に実施可能とするシステムの導入を目指す。

今回の実証実験では、ウェアラブルデバイスの持つカメラ機能や情報伝達機能を活かし、日本航空本社スタッフが遠隔地にいる実務スタッフへの後方支援を行う。また、スタッフにハンズフリー環境を提供することで作業効率の向上や、負担の軽減を狙いとしている。野村総合研究所は、企業と合同となって新サービスの創出を目指す「NRI未来ガレージ」の一環として参画し、実際の空港の現場に必要なユーザーインターフェースの最適化などを進めていく。

Google Glassを装着した整備士とGoogle Glass