どのプランを選ぶ?

4社の中で、基本料金が一番高いのはSo-netのプランだ。しかし毎月500円の無料通話、留守番電話などのオプションを追加できること、セキュリティソフトが利用できることなどのメリットがある。したがってそれらのサービスを必要とする人にとっては、最も使いやすいプランと言えるだろう。留守番電話などのオプションは使いたいがなるべく安く済ませたい、という人には日本通信のプランが最適かも知れない。また、NTTドコモの「クアッドバンドLTE」に対応した端末を利用するのならば、下り最大150Mbpsが利用できるIIJおよびハイホーのプランをおすすめしたい。

1台目として利用した場合、毎月の通信量が1GBを超えることは避けられない。そこで「LTEを利用して毎月3GBのモバイル通信を行う」と仮定して、各プランでいくら余計にかかるか算出してみた。みおふぉん ミニマムスタートプランなら毎月1GBのバンドルクーポンが利用できるので、新たに追加購入する容量は2GB。クーポンは300円/100MBで購入できるので、毎月6000円かかる計算になる。同様に計算するとSo-net モバイルLTE + Talk Sでは毎月9700円、b-mobile スマホ電話SIM フリーDataでは毎月6000円、hi-ho LTE typeD ミニマムスタートでは毎月7000円かかる。

また、毎月12分30秒の音声通話(発信)を行うと仮定。つまりSo-net モバイルLTE + Talk S以外の3プランに、毎月500円の通話料が加算されると想定する。以上を踏まえた上で、毎月いくらの運用費がかかるのかを再計算してみた。

3GBのLTE通信、12分半の音声通話を行うと仮定した場合の、毎月の運用費

運用費は、各社でばらつきが出た。特に毎月の通信料で差がついたのが分かる。SIMサービスを利用する際は、Wi-Fiなどによりデータ利用量をいかに抑えるか、が重要になりそうだ。一見すると違いが分かりにくいMVNOのSIM提供サービス。利用シーンと利用端末を考慮して、自分に最適なプランを選びたい。

(記事提供: AndroWire編集部)