東芝は、JEDEC UFS(Universal Flash Storage) Version 2.0に準拠した32/64GBの組み込み式NAND型フラッシュメモリのサンプル出荷を開始したと発表した。

同製品は、5.8Gbpsの高速なMIPI M-PHYのHS-G3規格にも対応した、最大読み出し速度が650Mbps、最大書き込み速度が180Mbpsの組み込み式NAND型フラッシュメモリである。利用することで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末において、各種アプリケーションの起動時間の短縮、内蔵カメラにおける高速連写、大容量の動画や音楽ファイルなどの再生時間および保存時間の短縮など、あらゆる面で性能向上を実現させることができる。同社では、拡大を続ける携帯機器市場に向け、大容量かつ高性能なUFSメモリ製品のラインアップを今後も強化し続けていくとしている。

なお、パッケージは32GBの「THGLF2G8C4KBADR」が11.5mm×13mm×1.0mmサイズの153ボールFBGA、64GBの「THGLF2G9C8KBADG」が11.5mm×13mm×1.2mmサイズの153ボールFBGA。

東芝のUFS Ver. 2.0準拠の組み込み式NAND型フラッシュメモリ