米Googleは10日(現地時間)、メガネ型ウエアラブルデバイス「Google Glass」のExplorer版を限定数で一般に販売することを明かした。Google GlassのWebサイトにおいて4月15日午前9時(EDT)に販売開始。価格は1500ドル+消費税。購入できるのは「米国在住の18歳以上」となっている。
Googleは現在、開発者およびアーリーアダプタから成るユーザーコミュニティと共にGlassを開発する「Glass Explorer」というプログラムを実施している。Explorerコミュニティを小規模にとどめておくために、これまでExplorer版Glassの購入を招待制にしていた。
限定数の一般販売について最終製品リリースに向けた在庫整理と見る向きもあるが、価格はこれまでのExplorerプログラムと同じ1500ドルで値引きはない。Googleは同じ15日に開発者カンファレンス「Google I/O 2014」(6月25日-26日)の参加希望者の申し込み受け付けを開始する。Glassに強い関心を持つ人に購入者を絞り込むような価格を維持していることから、Google I/O前にGlassを体験しておきたい開発者向けにExplorerプログラムを拡大した可能性が高い。