ヤマザキマザックは4月1日、高精度、高剛性、高生産性、操作性の向上、環境負荷の軽減などを実現したトラベリングコラムタイプ立形マシニングセンタVTC-530/20を開発した。

VTC-530/20

VTC-530/20はVTC-200Cをベースに開発され、マシニング主軸がX軸、Y軸、Z軸方向に動くトラベリングコラムタイプの立形マシニングセンタだ。テーブルが固定式の為、広い加工領域を実現すると共に、テーブルからオーバーハングする長尺ワークや小型部品の多数個取り、2パレットチェンジャの代用など幅広い用途に対応している。また、テーブルへの接近性も良く、開口部も広い為、長尺ワークなどの着脱作業に掛かる負担を軽減することができる。

VTC-530/20は、幅広い用途に使用できる構造で、あらゆる業種のジョブショップをターゲットとした多目的汎用量産機だ。今後、日本と中国の両工場で生産し、日本国内とアジア地区の顧客向けにはヤマザキマザック精工(桑名市)で生産し、中国国内の顧客には中国小巨人工場で生産していく。