Google GlassのGoogle+で、米Googleが「Google Glassの迷信トップ10」を公開した。
プライバシー侵害を心配する店でGoogle Glassの使用が拒否されたり、Glassをかけていた人が中傷されるなど、Glassを快適に使用する環境が損なわれつつある。そうした中、Googleは2月に、マナーを守ってGlassを使うためのガイドラインをGlassユーザー向けに公開した。今回の迷信トップ10はユーザー以外の人たちに向けたメッセージであり、Glassに対する誤解を解くのを目的としている。
- Glassは現実世界から逃れる究極の方法である:逃れるのではなく、PCやスマートフォンよりも現実世界との関わりを深められるデバイスである。
- Glassは常にオンになっていて、全てを記録する:スマートフォンと同じで、Glassのスクリーンはオフがデフォルト。Glassの小さなバッテリーでは録画時間は限られ、また1回の録画時間は最長10秒に設定されている。
- Glass Explorer(プロトタイプユーザー)はテクノロジを崇拝するギークだ:消防士、動物園の飼育係、醸造職人、映画を学ぶ学生、レポーター、医師、そして子供を持つ親たちなど、Explorerプログラムには様々な人たちが参加している。
- Glassは製品として完成している:現在のGlassは開発段階のプロトタイプである。
- Glassは顔認識(や他の怪しいこと)を行っている:Nope。顔認識を求める声もあるが、関連する問題が解決しない限り、機能を実装することはない。
- Glassのスクリーンは視界を覆う:Glassのスクリーンは視界の邪魔にならず、上の方に視線を移したら自然に見えるようにデザインされている。
- Glassは監視デバイスである:スパイ用の道具にするなら、Glassのような目立つデザインにはならないだろうし、もっと優れたカメラを搭載するはず。
- Glassは限られた人たち向け:現在のプロトタイプの1500ドルという価格は多くの人に使ってもらうには高すぎるが、金銭的に余裕のある人や特権を持つ人ばかりがユーザーではない。アイディアを実現するため、ビジネスに役立てるために利用している人も多い。
- Glassはあらゆる場所で使用が禁じられる:Glassの機能はスマートフォンと同じであり、同じ使用ルールが適用されるべき。ロッカールームやカジノ内など、スマートフォンの使用が制限される場所ではGlassも禁じられる。
- Glassはプライバシーを侵害する:19世紀にカメラがコンシューマ市場に浸透し始めた時に人々はプライバシー侵害を心配し、携帯電話にカメラ機能が搭載された時も同様の懸念が生じたが、結果的にそれらは人々のライフスタイルを好ましい方向に変えていった。