Yoga Tablet 10 HD+は、従来のYoga Tablet 10の改良版で、画面解像度がHD+(WUXGA。1920×1200ドット)とし、プロセッサをMediaTeck 8125からQualcommのSnapdragon 400に変更した。解像度が高くなり、CPU、GPU性能が向上したことになる。

Yoga Tablet 10 HD+。1920×1200ドットの液晶を装備し、プロセッサをSanpdragon 400とした10インチタブレット。現在のYoga Tablet 10の強化版

また、lenovoは、MWC開催前日のMobile Focusというイベントにも出展しており、そのとき聞いた話では、ThinkPad 8のモバイル通信対応版は、3G/LTE対応となり、4月から出荷が開始されるが、EU圏からスタートして、順次他国へと展開していく予定だという。アジア地域での展開も予定されており、おそらく日本も含まれるだろうとのことだ。日本でもすでに発表されているThinkPad 8だが、3G/LTEモデルに関しては、否定されていないため、発売される可能性は高いと思われる。日本国内の認定取得といった問題もあるため、4月にEU圏で3G/LTE版ThinkPad 8が発売されて、すぐ日本でもとはいかないかもしれないが、あまり遅くならないうちに販売が行われるのではないかと思われる。

国内で販売されているThinkPad 8。写真はWi-Fi版だが、4月には、EU圏で3G/LTE版の出荷が始まり、そのあと、中東、アジア、アメリカでも販売されるという

また、すでに発表されたスマートフォンのVIBE Xは、大容量のバッテリを搭載しており、付属の専用ケーブルを使うことで、他機種への電力供給も可能だという。これまで、スマートフォンは、PCや外部バッテリから電力を貰うだけの存在だったが、電力を供給できるまでになったようだ。もっとも、これは、画面大型化による筐体の大型化が大きな原因。

VIBE X。大容量のバッテリを搭載し、他機種の充電も可能なVIBE X

さて、モトローラ買収でスマートフォンビジネスが話題になったlenovoだが、今回のMWCでは、マイクロソフトのWindows Phoneにもコミットを行い、さらにインテルのスマートフォン向けプロセッサであるMerrifield以降のAtomプロセッサ採用にもコミットを行っている。すでにアンドロイドやWindowsを製品として持つlenovoだが、IA系、ARM系のプロセッサを使い、アンドロイドにも、Windows、Windows Phoneにも対応と、製品の幅を拡大していく方向にあるようだ。

ただし、現時点では、Merrifield採用製品についても、Windows Phoneにも特に公開できる計画はないとのこと。モトローラについても、ブランドをどう利用するか、あるいは各国の支社の統合などについてもまだ未定と、こちらもはっきりとしない状況だ。ただ、ここにきて、急速にPCやスマートフォンのシェアを上げている同社の動きは速く、近いうちに状況がはっきりすると思われる。

(記事提供:AndroWire編集部)