2014年4月9日、12年以上も続いたWindows XPのサポートがついに終了となる。更新プログラムが配布されなくなるため、セキュリティ面の危険が新たに発見されても対応できなくなるのが一番の問題だ。そうした中、PCメーカー各社はWindows XPを搭載した旧PCからの乗り換えサービスを展開している。
旧PCから新PCへの引越しは、めったに行わない作業なだけに、精神的にも労力的にもなかなか苦痛だ。お金の力で楽に解決することを望むユーザーは、このまとめ記事をチェックしてほしい。
今回は「その2」としてデル、エプソンダイレクト、マウスコンピューター、パソコン工房、ドスパラのサービスを紹介する。データ引越しソフトを無料でバンドルしたり、旧PCから新PCへのデータ移行を代行したり、その内容はさまざまだ。
関連記事 Windows XPからの引越しに - PC環境・データ移行サービスまとめ (その1)
デル - データ引越ソフトが付属する「買い替え応援キャンペーン」
デルは「買い替え応援キャンペーン」を4月24日まで実施する。対象製品にはAOSテクノロジーズのデータ移行ソフト「ファイナルパソコンデータ引越し9plus (ライセンス証書版)」が標準で付属する。対象製品は、Inspiron 14 7000やXPS 11など「コードレスパソコン」に分類される機種となっている。
エプソンダイレクト - 「HDDデータ引越しサービス」を用意
エプソンダイレクトはPC注文時のオプションとして「HDDデータ引越しサービス」を用意している。旧PCを同社に送ると、新PCへのデータ移行完了後に新PCと旧PCの両方が自宅に届くという流れだ。旧PCはWindows XP SP1以降のもので、他社製PCも対象となる。料金は6,615円/台。
そのほか、AOSテクノロジーズの「ファイナルパソコン引越し11plus 専用USBリンクケーブル付き」を通常6,825円のところ5,250円にて提供中。
マウスコンピューター - 自宅出張のデータ移行サービスを展開
マウスコンピューターが展開している「PC買い替えプレミアムパック」(29,820円)は、専門のスタッフが自宅まで出張して旧PCから新PCのへデータ移行を行う。新PCは同社製を対象とするが、旧PCは他社製も可。10GBを超えるデータ移行には、10GBごとに1,050円の追加料金が必要だ。
また、全製品にAOSテクノロジーズのデータ移行ソフト「ファイナルパソコンデータ引越し 9 plus」が標準で付属する。アプリケーションの移行にも対応する「ファイナルパソコン引越し 11plus」をBTO特価で提供中。
パソコン工房 - 設置からデータ移行まで代行する「めちゃ楽」
パソコン工房のサービス「めちゃ楽」では、専門のスタッフが自宅に出張し、購入したPCの設置からインターネットの設定に加え、他社製も含むWindows XP搭載PCからのデータ移行までを代行する。料金は29,800円で、PC購入時にオプションとして申し込む。対象はWindows 7/8.1がインストールされた製品。
ただし、「OSなし」を選んだ場合は申し込めない。また、10GBを超えるデータ移行には、10GBごとに1,050円の追加料金が必要だ。
ドスパラ - データ引越しソフトが無料で付属
ドスパラではAOSテクノロジーズ「ファイナルパソコンデータ引越し9plus」の無料ダウンロードチケットを無料で提供中。対象となるのは、Windows 7/8/8.1がインストールされた全製品。注文時に「OSなし」を選んだ場合は付属しない。