ゲッティ イメージズ ジャパンは、報道写真コンテストである「世界報道写真コンテスト」において、ゲッティ イメージズの所属フォトジャーナリストの作品が上位入賞を果たしたと発表した。

一般ニュースの部1位:フィリピンの台風ハイエンがもたらした惨害を記録した写真(撮影:クリス・マクグラス氏)

演出肖像単写真の部1位:「Blind Indian Albino Boys(インドで暮らす盲目のアルビノの少年たち)」(撮影:ブレント・スタートン氏)

「世界報道写真コンテスト」は、オランダ・アムステルダムで設立された「世界報道写真財団(World Press Photo)」が選ぶ、世界最大の規模と権威を誇る年に一度の報道写真コンテスト。ゲッティ イメージズに所属するフォトジャーナリストのうち、上位入賞を果たしたのは6名にのぼる。

また、上位入賞を果たしたのは、フィリピンの台風ハイエンによってもたらされた惨害を記録した作品で一般ニュースの部で1位を受賞した日本の専属フォトグラファー、クリス・マクグラス氏をはじめ、「Blind Indian Albino Boys(インドで暮らす盲目のアルビノの少年たち)」と題されたインドの西ベンガルにあるヴィヴェーカーナンダ特別支援学校の少年たちをとらえた作品で演出肖像単写真の部で1位を獲得したブレント・スタートン氏、「A portrait of domestic violence(家庭内暴力のポートレート)」と題された作品で、まん延しているこの問題を米国オハイオ州のある家族を通して探り、現代社会問題の部で1位に入賞したサラ・リーコウィッツ氏、アメリカスカップ(America's Cup)を題材とした作品でスポーツ・アクション組写真の部で2位に輝いたエズラ・ショー氏、世界水泳選手権の写真で同部門の3位に入賞したクイン・ルーニー氏、全米オープンでのノバク・ジョコビッチをとらえたテニス写真「Forehand Forward(フォアハンド・フォワード)」でスポーツ・アクション単写真の部で3位入賞のアル・ベリョ氏といった顔ぶれとなっている。

なお、これらの作品を含む同コンテストの入賞作品は、6月から東京・恵比寿の東京都写真美術館ほか、大阪市、京都市などで開かれる「世界報道写真展2014」で展示される。