ローランドは、同社の運営する海外向けサイトにて、かねてより「AIRA」シリーズとして予告されていた新製品「TR-8」、「TB-3」、「System-1」、「VT-3」を発表した。

現代のエレクトロニックミュージシャンのスタジオワークおよびステージパフォーマンスのためにデザインされた「AIRA」シリーズの左から「System-1」、「TB-3」、「TR-8」、「VT-3」。高い人気を誇る同社名機のアナログサウンドを、ACBテクノロジーにより完全再現した最新モデルだ

このたび製品情報が公開されたのは、同社の伝説的リズムマシンである「TR-808/TR-909」を完全再現したリズムパフォーマー「TR-8」、現在でもエレクトロ系ミュージシャンなどから絶大な支持を受けているベースマシン「TB-303」を完全再現したタッチベースライン「TB-3」、同社「SH-101」シンセなどのアナログモデルを搭載した25鍵仕様のプラグアウトシンセサイザー「System-1」、さらに独特のボコーダーサウンドやロボットボイスが好評を得た「VT-1」をベース開発されたボイストランスフォーマー「VT-3」の4モデル。AIRAシリーズでは、アナログ機器のあらゆる回路やパーツの振る舞いを忠実に再現する新開発の「ACB」(Analog Circuit Behavior)テクノロジーを採用。さらに、内部処理はすべて96kHz/32bit浮動小数点演算により行われており、各デバイスに搭載されたUSBオーディオインタフェース機能により、そのサウンドを劣化させることなくコンピューターにデジタル出力することも可能となっている。