カシオ計算機は20日、アウトドアウオッチ「PRO TREK(プロトレック)」の新モデルとして、視認性や操作性、装着性などを重視して丁寧に作り込んだという「PRW-6000Y」を発表した。ブラック×オレンジの「PRW-6000Y-1」と、ブラック×グリーンの「PRW-6000Y-1A」をラインナップ。いずれも3月15日より発売し、価格は64,000円(税別)。

ブラック×オレンジ
PRW-6000Y-1

ブラック×グリーン
PRW-6000Y-1A

PRO TREKシリーズは「自然を感知するアウトドアギア」として、さまざまな自然現象をとらえて数値で示すセンサーを搭載している。PRW-6000Yは最新の「トリプルセンサー Ver.3」を採用しており、方位、気圧/高度、温度を計測できるほか、計測精度や計測時間を大幅に改善。また、急激な気圧の変化を知らせる「気圧傾向インフォメーションアラーム」も備える。

フェイスには大型化した液晶とドットマトリクス表示に加えて、針が液晶に重なる時間帯でも計測結果をはっきり確認できるように、一時的に針が液晶を避ける「針逃げ機能」を搭載。デジタル表示部の視認性を高めた。

操作性の面では、時針/分針/秒針の独立駆動により、1つの針に複数の機能を持たせる「マルチミッションドライブ」と、引く/回す/戻すという操作で使える電子式リューズスイッチ「スマートアクセス」を採用。この電子式リューズスイッチにはクイックロック機能が備わっており、りゅうずの操作で高度計の補正やワールドタイムの都市設定を可能にした。

PRO TREKシリーズは、プロの登山家や山岳ガイドの意見を積極的に取り入れて開発されている。今回のPRW-6000Yでは、ロープやピッケルを使う登山でも手首の動きを妨げないように、薄型化に注力。アナログで感覚的に、デジタルで数値として情報を得られるコンビネーションタイプの「PRO TREK」として、最薄となる厚さ12.8mmのフォルムを実現した。

さらに、高い強度を持つカーボンファイバー(炭素繊維)を織り込み、樹脂バンドに封入する「カーボンファイバーインサートバンド」を採用。薄型フォルムとあわせて、快適な装着性を持たせ、長く愛用できるように仕上げたという。そのほか、わずかな光で充電できる「タフソーラー」、世界6局の標準電波を受信する「マルチバンド6」、文字板と液晶をそれぞれ照らす2つのLEDライトといった機能を備える。