Battlefield 4(グラフ7~13)

Electronic Arts Inc.
http://www.battlefield.com/battlefield-4

ここからはゲームベンチマークを、ということで最初がBattlefield 4。Radeonの3製品に関してはDirect 3DとMantleの両方でテストを行っている。テスト手順はこちらで、今回もビデオのクオリティは「中」に設定している。フレームレート取得方法はこちらに示した通りだ。

まずは平均フレームレート(グラフ7)を見てみると、R9 290ではMantleの効果が見られるが、それ以下ではむしろMantleを使うと下がるあたり、非常に微妙な感じである。

それはさておき、GTX 650 TiとR7 260がほぼ拮抗、GTX 760とR9 270がほぼ拮抗という構図は変わらず。そしてGTX 750 Tiは両者の中間あたり、R7 265はかなりR9 270に近い性能を出している。

この傾向は最大フレームレート(グラフ8)でも変わらない。一方最小フレームレート(グラフ9)はなんだかよく分からない傾向になっているが、これは細かいスパイクがあるためである。ということでフレームレート変動も見てみたい。

グラフ10が1280×720pixelの結果である。このグラフは0.25秒ごとに平均を取る形でまとめているから細かいスパイクは全然出てこない。ただ、実際には開始後5秒間とか12秒前後あたりに細かく凹凸があるのは、10fps近くまでフレームレートが落ちる事が頻繁にあるためで、最小フレームレートはこうしたものを全部拾った結果大分低くなっている形だ。

それはともかく傾向を見てみると、案外にGTX 750 Tiが健闘しているのが分かる。とはいえ、最後の平らな部分(これは戦闘が終わり、次の敵の襲撃に備えて物陰に隠れている時)のフレームレートで20fps弱違うあたりは明確に性能差があることは間違いない。

1600×900pixel(グラフ11)ではむしろこの差が広がっており、1920×1080pixel(グラフ12)では50fps近い差になっているのは、もうGPUとゲームの相性がRadeon系の方が良い、ということかもしれない(もっともR7 260はGTX 650 Tiと同程度だから、単純に相性で片付けるわけにもいかないのだが)。

2560×1440pixel(グラフ13)では絶対的な負荷が高い分、全体にフレームレートが落ちている関係で差が縮まっているが、それでも性能差は明確に見て取れる。