2014年1月20日に、博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターが、第8回目となる「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」の分析結果を発表しました。
2013年11月時点での全国の普及率は?
今回発表された内容は、昨年2013年11月29日から12月1日の期間に、全国の高校生~69歳までの男女スマートフォンユーザーを対象に行われました。それによるとスマートフォンの保有率は全国で55.2%と、国民の約2人に1人は所有していることになります。同調査の約1年前にあたる第4回分析結果報告では39.1%でしたので、わずか1年の間で約16%も保有人口が拡大したことになります。
確かにあたりを見渡すと、老若男女問わず圧倒的にスマホを触っている人を見かけるようになったと思います。
使うも使わないも人それぞれとはいえ……
続いて、男女・年代別での保有率の違いを見ていくと、男性が50.1%なのに対し、女性は58.9%と10%近くも女性のほうがスマホを所有していることになります。実は昨年の調査でも、女性の保有率は男性を上回っていました。女性のほうが、新しいモノに対する思い切りが良いということなのか?それとも、男性が慎重であるということなのか?ちょっと気になるところですね。
年代ごとの違いをみると、15~19歳が87.3%でトップ。次いで20~29歳の82.0%、30~39歳の64.0%と続きます。
昨年の調査では、20~29歳の63.2%が1位、次いで15~19歳の59.3%となっていましたが、これが今年は逆転する形になりました。シニア層と呼ばれる60歳代以上の世代を除いて、各年代ともに約15%~約30%の伸びを見せており、世代問わず確実にスマホ人口が広がっていることが分かります。
意外や意外! 地域差ほとんどなしのスマホ保有率
最後に地域別の保有率を見てみましょう。北海道54.7%、東北53.6%、関東56.5%、中部55.3%、近畿54.2%、中国54.7%、四国48.9%、九州55.7%という結果になりました。
関東が抜きんでているイメージがありましたが、四国を除き、ほぼ横ばいに驚きました。電池のもちが格段によくなったことで、スマホ購入へのハードルが下がったのかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
先日、アメリカの調査会社IDCの発表によると、2013年の世界のスマホ出荷台数が10億420万台とのこと。前年比約38.4%の伸びで、携帯電話全体の55.1%を占めているとか。もはや、携帯電話の世界基準はスマホといっても過言ではありません。
改めて国内に目を向けてみると、現在、日本市場は学割による買い替え需要の真っ最中。今回紹介した調査結果は2013年11月時点につき、学割需要のピークと言われている3月末には60%前後まで拡大しているのではないかと予測しています。
■ 記事提供:gooスマホ部
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