米特許商標庁(USPTO)によって1月28日(現地時間)に認定されたAppleの特許が話題になっている。USPTOが同日承認したAppleの特許は31あるが、そのうちの2つはスマートデバイス向けの交換式レンズに関するものであり、アイデア的にも応用が考えられて面白い。
同件はApple InsiderとPatently Appleが報じている。1つめが特許番号8,638,369の「Back panel for a portable electronic device with different camera lens options」というもので、もう1つが特許番号8,639,106で「Magnetic add-on lenses with alignment ridge」というものだ。どちらも交換式レンズに関する特許だが、前者が着せ替えケース(もしくはバックパネル)を交換レンズとしているのに対し、後者はマグネット式のアタッチメント方式となっている。また前者の申請日が2010年12月9日なのに対し、後者は2012年12月6日と比較的新しい。
今回の特許は、用途や仕組みがわかりやすい点が特徴だ。ケースの付け替えによってレンズの特性が変化するほか、1つのケースでも2種類のレンズ穴があり、着脱方向によって裸状態と合わせて3種類の撮影方法を楽しめる。マグネット式アタッチメントの場合、より複雑な機構のレンズをオプションとして用意することができる。実際に似たようなオプションはサードパーティから販売されているが、もしAppleがマグネット方式で着脱機構を標準搭載してくれるなら、今後よりオプションの充実が図られるだろう。