ヤマハは1月30日、フロントサラウンドシステム「YAS-103」「YAS-93」を発表した。いずれも発売は2月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はYAS-103が26,000円前後で、YAS-93が23,000円前後。

「YAS-103」はブラックとホワイトの2色、「YAS-93」はブラックのみの1色展開となる

2モデルとも、ワンボディ構成のバータイプサラウンドスピーカー。YAS-103はBluetooth接続対応モデル、YAS-93はBluetooth接続非対応のモデルだ。バータイプでテレビの前の小さなスペースでも設置しやすい上、テレビとは光デジタルケーブル1本で接続できるので、テレビの音声を手軽に強化することができる。

テレビ前のわずかなスペースでも設置しやすい

ヤマハ独自のバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」でワンボディながら7.1chサラウンドを楽しめる。また、大型マグネットと大口径ボイスコイルのサブウーファー、新たに搭載された「Advanced Bass Extension Processing」により、迫力ある重低音再生が可能となった。

テレビ向けの機能としては、セリフやナレーションなど人間の声を自動で音量アップする「クリアボイス」機能を搭載。また、本機前面で受けたテレビのリモコン信号を背面から転送する「テレビリモコンリピーター」も備えており、本機がテレビのリモコン受光部を隠してしまう場合でも安心して使用できる。そのほか、テレビリモコンで本機を操作できるようにする「テレビリモコン学習機能」を搭載し、テレビリモコンと本機のリモコンをいちいち持ち替えずに操作することが可能だ。

Bluetooth接続に対応するYAS-103では、無料の専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」が利用できる。音量調整や入力切り替え、5種類のサウンドプログラム(映画、音楽、スポーツ、ゲーム、テレビ番組)の切り替え操作などをスマートフォンやタブレット端末から行うことが可能だ。アプリはiOS版、Android版が用意される。なお、Bluetoothのバージョンは2.1+EDR、対応プロファイルはA2DP、SPP。コーデックはSBCに加え、高音質なAACにも対応する。

主な仕様は、アンプ部の実用最大出力が30W×2+60Wで、スピーカーが6.5cmコーン型フルレンジ×2と7.5cmコーン型ウーファー×2、入力インタフェースが光デジタル×2系統、同軸デジタル×1系統、アナログ入力×1系統となっている。消費電力は22W(待機時0.5W以下、YAS-103のBluetoothスタンバイモード時は0.6W)。

サイズはW890×D121×H109mm(スタンドあり、ブランケットあり)、重量は4kg。